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環境ニュース[国内]

欧州委員会、環境のための財政措置「LIFE+」の対象に183件のプロジェクトを承認

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2011.08.05 【情報源】/2011.07.19 発表

 欧州委員会は、環境のための財政措置「LIFE+」について、新たに183件のプロジェクトを承認したことを公表した。これは、全加盟国における自然保護気候変動、クリーン技術、そして環境政策、ならびに情報とコミュニケーションといった分野における事業を財政的に支援する制度である。承認されたプロジェクトへの投資総額は合計で5億3000万ユーロとなり、そのうち2億4400万ユーロを欧州連合が拠出する。欧州委員会は、2010年9月のプロジェクト申請終了時点で、748件の申請書を受理していた。選ばれた183件のプロジェクトは、LIFE+の3つのカテゴリーである「自然と生物多様性」、「環境政策と行政の模範的実践活動」、「情報とコミュニケーション」において、共同出資の形式で実行されるものである。また、そのうち55件のプロジェクトは、複数の加盟国が共同で参加するプロジェクトである。詳細は以下のとおり。
●カテゴリー「自然と生物多様性
 64件を承認。絶滅の危機にある種や生息空間の状況の改善を目的にするもの。野鳥指令・生息地指令、並びにNatura2000ネットワークの実行に関する自然保護プロジェクトが55件。生物多様性に関するプロジェクトが9件。
●カテゴリー「環境政策とガバナンス」
 104件を承認。廃棄物経済、及び自然資源51件。さらに気候変動対策が14件、他の分野を重点に持つものの温室効果ガス排出量に直接影響を持つものが12件。また水分野も重要なプロジェクトとなっている。他に、大気、化学物質、環境と健康、森林、技術革新、騒音、土壌保護、都市空間などをテーマにしたプロジェクトが承認された。
●プロジェクトカテゴリー「情報とコミュニケーション」
 15件を承認。環境問題に関する情報普及と意識の改善を目的にしたもの。森林火災に関する講習やキャンペーン、生物多様性気候変動、並びに廃棄物・水経済に関するプロジェクト。
【欧州委員会環境総局】

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