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環境ニュース[国内]

欧州環境庁、2009年の大気汚染状況に関する年次報告書を公表

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2011.08.12 【情報源】/2011.07.27 発表

 欧州環境庁は、欧州連合27ヶ国における2009年の大気汚染状況に関する年次報告書を公表した。この年次報告書は、国連欧州経済委員会による長距離越境大気汚染条約(LRTAP)に基づき、多数の大気汚染物質の排出に関する長期的な傾向を報告するもので、ほぼ全ての主要大気汚染物質の排出量は減少し、さらに複数の物質の排出量は、前年から大幅に減少したことが示されている。この減少要因としては、景気後退によるエネルギー需要の削減などが主な要因であることが分析されている。報告書では、1990年以降の排出量は、硫黄酸化物(SOx)は80%、一酸化炭素(CO)は62%、非メタン揮発性有機化合物(NMVOCs)は55%、窒素酸化物(NOx)は44%、減少していることが示されている。また、道路輸送からの窒素酸化物(NOx)の排出量は、主に乗用車への三元触媒コンバーターの導入とヨーロッパ間の大型貨物車両からの排出の規制強化により、1990年以降42%減少している。一方で、航空機からの窒素酸化物(NOx)の排出量は、国内線、及び国際線において、前年と比較して6%減少したものの、1990年以降、79%増加したことが示されている。【欧州環境庁】

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