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環境ニュース[国内]

韓国北漢山国立公園は374万トン以上のCO2を貯蔵

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.09.05 【情報源】/2011.08.22 発表

 韓国国立公園管理公団(KNPS)は、北漢山国立公園の自然資源が貯蔵するCO2の量は、374万トン以上と発表した。これは同公団の国立公園研究院の調査で明らかになったもので、植生と土壌に貯蔵されている炭素を調べるため、同公園内の落葉広葉樹林3地域を対象に調査したところ、1haあたりのCO2貯蔵量が約545トンに上ることが判明したという。北漢山国立公園は、樹木のない場所と針葉樹林を除くと約6868ha(86%)が落葉広葉樹林であるため、公園内には374万トンのCO2が貯蔵されていることになる。そのうち250万トンが樹木に、125万トンが土壌に蓄えられている。この公園内のCO2貯蔵量は樹齢30年のミズナラ約5億本のCO2吸収量に相当する。CO2の削減にかかる費用を考えると、この公園だけで2225億ウォンの節約になるという。研究院では昨年から国立公園の自然資源を調査して炭素貯蔵量を評価しており、これは国立公園の重要性と価値を一般に訴えるのに役立つと、研究院の所長は述べている。【韓国環境部】

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