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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、国民にラドンへの注意と対策を呼びかけ

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2012.01.20 【情報源】アメリカ/2012.01.04 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は2012年1月、全国ラドン行動月間の一環として、家庭内のラドンガス濃度を検査するよう国民に呼びかけている。ラドンは無色無臭の天然の放射性ガスで、非喫煙者の肺癌の主因となっている。地下の土壌、岩石、水に含まれるウラン元素の崩壊で生成され、家の基礎の裂け目、配水管等の開口部から屋内に侵入する。高濃度のラドンへの被曝が肺癌を誘発し、米国では毎年約2万1000人がラドンによる肺癌で死亡している。しかし、ラドンガスは簡単に防ぐことができるため、EPAは全家庭がホームセンター等で安価に入手できる検査キットを利用し、又は専門家へ依頼するなどしてラドン濃度を測定し、4ピコキュリー/リットルを超える場合は改修工事をするよう推奨している。また、ラドン耐性のある建築技術が既に存在するので、家の購入時には検討するよう勧めている。EPAは2011年、連邦政府ラドン行動計画を発表。他の関係省庁、機関と協力してラドンの危険性軽減のための対策に取り組むとしている。【アメリカ環境保護庁】

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