アメリカ環境保護庁と農務省、農業地域水質保全認証プログラムでミネソタ州と連携

【水･土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2012.01.30 【情報源】／2012.01.17 発表

　アメリカ環境保護庁（EPA）と農務省は、ミネソタ州との間で、農業地域の水質向上を支援するための州プログラムの策定に関する覚書に調印したと発表した。このプログラムは、生産者に対し、肥料の流出や土壌への浸食を防止して、河川や湖沼の水質を保護する活動を自主的に導入するよう促す取組である。保全活動を行った生産者には、その農場がミネソタ州の水質基準を満たすものであることが保証される。EPA長官によると、このプログラムによって、保全活動を行った生産者に対し、その取り組みが確実に認められるというインセンティブが付与され、水資源の保護につなげられる。このような地域レベルでの取組は、水質向上に最も効果的であるという。ミネソタ州と両省は、プログラムの策定や実施に関して連携することを確認。今後は、州の水質基準や目標の達成に向けた認証プログラムを策定するために技術助言委員会を設置し、認証基準の設計に関して関係者の意見を求める。ミネソタ州は、他のパイロット流域でも同プログラムの検証を行う予定だという。【アメリカ環境保護庁】