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環境ニュース[海外]

ドイツ 後発開発途上国の支援を目的にした炭素市場の未来財団の設立に1000万ユーロを拠出

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2012.02.07 【情報源】ドイツ/2012.01.17 発表

 ドイツ連邦環境省は、国際温暖化防止イニシアティブの枠組みにおいて、「炭素市場の未来財団」の設立に対し、ドイツ復興金融銀行を通じて1000万ユーロを拠出することを公表した。この財団は、クリーン開発メカニズム(CDM)を利用した温暖化防止プロジェクトを財政的に支援することを目的としたもの。対象となるプロジェクトは、省エネルギーランプへの交換、バイオガス設備や小水力発電の建設といった小規模な排出削減対策となる。長期的に経済的に成り立つことが求められ、支援を受けた分は、後程、返却することになる。2012年以降、欧州排出量取引制度参加企業に排出権を販売することを目的に行われる新規のクリーン開発メカニズムプロジェクトは、後発開発途上国で実施されることが求められる。これらの国々は、これまで炭素市場の利益を得ておらず、排出削減ポテンシャルの開発のために迅速な支援を必要としている。財団は、これらの国々を支援するため、プロジェクトへの財政支援の他に炭素市場の利用におけるアドバイス提供を行う。【ドイツ連邦環境省】

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