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環境ニュース[国内]

国連環境計画、「地球環境概況5」政策決定者向け要約を公表

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2012.03.06 【情報源】/2012.02.20 発表

 国連環境計画(UNEP)は、ナイロビで開催されたUNEP第12回特別管理理事会/グローバル閣僚級環境フォーラムにおいて、「地球環境概況5」の政策決定者向け要約(GEO-5 SPM)を公表した。「地球環境概況」は、環境に関する意思決定への情報提供のため、地球環境の現状をまとめた報告書である。GEO-5 SPMは、2012年6月、Rio+20会議の前に公表される予定の「地球環境概況5」完全版に先駆けて発表されたもので、2012年1月31日、韓国で開かれた政府間協議で承認された。
 GEO-5 SPMは、環境保全のために国際的に合意された目標90項目について評価し、これまで達成できたのは、このうちのごく一部であると指摘。気候変動の影響、森林消失(特に熱帯地域)、水不足、沿岸域の富栄養化、生物種の絶滅といった現状を示し、地球環境の劣化が続いていると警告している。
 その対策として、GEO-5 SPMは特に、環境圧力の現象面でなく、環境劣化を促進している根本要因(人口増、消費と生産、都市化のネガティブ側面など)に目を向けた政策を要請し、タイムリーで正確なデータの利用、持続不可能な結果をもたらす政策の廃止、持続可能な行動を促進するインセンティブの設置、各国政府の緊急・意欲的・協力的行動、情報へのアクセス強化、市民社会や民間部門等の政策決定プロセスへの参画などを提言している。【国連環境計画

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