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環境ニュース[国内]

イギリス、干ばつの影響抑制のため節水等の対策を強化

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2012.03.07 【情報源】/2012.02.20 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省のスペルマン大臣は、現在イギリス各地で発生している干ばつや乾燥気象の影響を抑えるため、政府や企業はもとより、国民に対しても節水等の対策強化を要請した。
 イギリスでは降水量の減少により、各地で干ばつや乾燥気象、地下水位の低下が報告されている。大臣は、2012年2月20日、政府関係機関や企業を交えて対策会議を開催、干ばつの現状と今後の環境への影響予測、そのための具体的施策について話し合った。環境庁は、各地の水供給の監視・管理を継続するほか、農家の渇水対策支援、漁業と生物多様性への影響調査、今後少雨が続いた場合の2013年影響予想と対策等を実施するとしている。環境庁はまた、3月初旬にも最新の干ばつ予測報告書を作成し、2012年の春・夏で干ばつ被害を受ける見込みの高い地域等を公表する予定で、これにより水事業者や農家などの取水者の今後の取水計画立案を支援するとともに、取水者に求める具体的行動を定めるとしている。一方、水事業者らも、漏水検出と防止、水の消費者への節水対策周知、暫定水使用規制の調整等を実施することで合意した。大臣は、「干ばつ対策は政府や企業だけの責任ではない。国民全員が、水の使用量削減を直ちに始めてほしい」と述べた。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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