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環境ニュース[国内]

イギリス、EU排出量取引制度に関する国内規則の簡素化に向け、パブリックコンサルテーション開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.05.22 【情報源】/2012.05.08 発表

 イギリス政府は、EU排出量取引制度(EU ETS)の第3フェーズに向け、制度に関連する国内規則を一本化した修正規則案を策定し、2012年5月8日からパブリックコンサルテーションを開始した。
 現在、EU ETSに関するイギリスの国内規則は13種類の規則に分散・施行されており、制度に参加する企業にとっては煩雑な手続が負担となっていた。またこの制度による管理上の負担は、小規模な排出施設や病院では£1/tCO2を超え、大規模な排出施設(£0.04/tCO2)に比べて大きすぎる等の問題も指摘されていた。そのため政府は、2013年からのEU ETS第3フェーズにも対応しつつ、こうした問題にも対処するよう、関連規則を一つにまとめた修正規則案を策定した。これは環境分野での「規制手続簡素化への取組(Red Tape Challenge)」の結果として、エネルギー・気候変動省が提示した初の大型変更案である。小規模施設等については、制度の適用除外(オプトアウト)および別の簡易な制度の適用も可能とする計画である。この修正規則案はパブリックコンサルテーションの後、EU ETS第3フェーズが始まる2013年1月から施行する予定である。【イギリスエネルギー・気候変動省】

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