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環境ニュース[国内]

ダイキン工業、エアコンのフィルター掃除などで15%の節電効果があることを実証

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.06.08 【情報源】企業/2012.06.06 発表

 ダイキン工業は、エアコンのフィルターを掃除したり設定温度を2℃上げるなどの対策を施すと、家庭で電力を最も消費するリビングルームで約15%の節電効果があることを実証した。無理なく効果的に節電したいと考える家庭が多いことから、空気に関する課題や疑問を検証するプロジェクト「空気のお悩み調査隊」の活動として、リビングのエアコンをテーマに調べた。

 兵庫県尼崎市の一般家庭のマンションで5月上旬から中旬にかけて実証実験した。約16畳の西向きのリビングを対象に、(1)エアコンのフィルターを掃除する(2)室外機回りの風通しをよくする(3)設定温度を2℃上げる(4)カーテンを閉めて日射を遮る──といった4つの節電対策を講じ、何もしない場合とともに、それぞれ5日間調べた。設定温度は5月と真夏の外気温との差を加味して、18℃と20℃にした。

 節電対策ありと対策なしの各5日間のうち、外気温がほぼ同等な日を選んで消費電力量を比べた。日中6時間のエアコン運転で、対策なしが2.6kWhだったのに対し、対策ありは2.2kWhとなり、約15%削減できた。ダイキン工業は、夏場の2〜3カ月実践すると大きな節電になる、と分析。エアコンの使用時間が長いリビングでは、簡単な対策でも効果が明確に現れる、と推奨している。

 実証実験では、エアコンのフィルターを掃除すると風速が1.5倍向上することも確認した。2週間に1度を目安にほこりを取ると約5%の節電になり、反対に1年間掃除をしないと電力が約25%無駄になる。カーテンに関しては、西日が差し込む前に閉めると窓近くの床の温度が10℃以上、下がった。カーテンのほか遮熱フィルムや、窓の外へのよしず、すだれの設置も効果があるという。【ダイキン工業(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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