韓国環境部、騒音・振動低減のための技術支援を実施

【大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2012.06.26 【情報源】／2012.06.12 発表

　韓国環境部は、騒音や振動が予想される小規模事業場や建設現場に対し、騒音・振動抑制のための無償の技術支援事業を実施すると発表した。騒音や振動に対する苦情件数は、毎年増加しており、2010年には前年比27％増の5万3718件に増加した。小規模事業場で13％増、建設現場で38％増であった。この問題を解決するため、環境部では2010年と2011年で57の小規模事業場に対し、騒音や振動に関する技術的診断やコンサルティング・サービスを提供し支援してきた。2012年の技術支援は、韓国環境公団と韓国環境技術士協会の専門家らが実施し、支援対象となる事業場は40か所以上に拡大するという。騒音と振動の原因が調査・分析され、問題があれば個々の事業場に適した騒音や振動の低減方法が提供される。調査・分析の申し込みは、2012年6月30日まで、http://www.noiseinfo.or.krで受け付ける。環境部は、この技術支援により、小規模事業場や建設現場での騒音や振動の管理、生活騒音の低減の能力が高まり、居住者のための静かな環境の確保に寄与できると期待している。【韓国環境部】