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環境ニュース[国内]

世界気象機関、「気候サービスのための世界的枠組み」(GFCS)への実施計画案を公表

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2012.07.18 【情報源】/2012.07.05 発表

 世界気象機関(WMO)の執行理事会は、「気候サービスのための世界的枠組み」(GFCS)への行程を示した一次実施計画を公表した。GFCSは、気候に関する科学的情報を、それを利用できないでいる人々、特に気候変化に脆弱な人々に提供していくこと、気候情報を様々な利用者のニーズに合わせ提供することを目指しており、気候変動への適応と、持続可能な発展への有力なツールになるとされる。当初の優先行動分野として、農業と食の安全保障、水管理、災害リスク低減、健康の4つが挙げられている。
 公表された実施計画案によると、最初の2年間は各国・地域の基盤を固め、その後の規模拡大に備えたパートナーシップ構築を、6年後までに4優先分野での気候サービスの実施・利用を促進、10年後までに、世界中の、気候の影響を受けやすい部門が気候サービスを利用できるようにするという。この計画案について、現在各国政府など関係者が検討に入っている。
 2012年6月25日〜7月3日に開催された執行理事会年次会合では、このGFCSが主要な議題として議論され、2012年10月の世界気象会議臨時会合でGFCSの管理や実施について決定できるよう、準備が進められた。執行理事会は、GFCSはWMOや加盟国、国連機関の既存の取組を軸とした有効な調整メカニズムとして機能するものとし、現状の不足分を補う強固なパートナーシップ構築が重要だとしている。【世界気象機関

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