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環境ニュース[海外]

イギリス、ペントランド海峡・オークニー海域を海洋エネルギーパークに認定

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.08.14 【情報源】イギリス/2012.07.30 発表

 イギリスエネルギー・気候変動省(DECC)は、スコットランドの北方に位置するペントランド海峡およびオークニー海域をスコットランド初の海洋エネルギーパークに認定した。このエネルギーパークは、スコットランド政府、オークニー諸島、ハイランド開発公社(HIE)とのパートナーシップに基づき、地域の再生可能資源と専門家の知見を活用して波力・潮力による海洋発電の開発を促進するもの。認定の目的は、海洋エネルギーの世界的リーダーとして、この地域の国際的知名度と評価を高め、投資を促し、この新産業の商業化を推進することにある。
 波力や潮力発電による発電量は、2050年にはイギリス単独でも27ギガワット(石炭発電所8基が発電する電力に相当)になる可能性があり、海洋発電への移行は、排出量削減や気候変動への取組みにも役立つ。DECCのバーカー大臣は、「海洋電力は、環境にやさしいクリーンな動力源で、イギリスは、今後のエネルギー・ミックスにおいて、海洋エネルギーの可能性を最大限引き出していかなければならない」と述べた。この海洋エネルギーパークには、世界トップレベルの欧州海洋エネルギーセンター(EMEC)が稼働しており、既に波力や潮力エネルギー機器に関する様々な研究開発が行われている。【イギリスエネルギー・気候変動省】

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