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環境ニュース[国内]

国連環境計画、「世界の先住民の国際デー」にラジオ放送による気候変動への適応の取組を紹介

環境学習】 【掲載日】2012.08.24 【情報源】/2012.08.09 発表

 国連環境計画(UNEP)は、「世界の先住民の国際デー」にあたる2012年8月9日、ラジオ放送を通じて気候変動への適応を図る、ペルー先住民社会の成功例を紹介した。アンデス山脈南部、ペルーのクスコとアプリマク地方は、近年、気候変動の影響でジャガイモ、メイズ、キノアなどの伝統的作物に大きな打撃を受けている。海抜3000メートルを超える、都市の気候研究施設から遠くはなれた地において、人々を助けるのがラジオである。ケチュア語とスペイン語の放送で、気候変動が地域にもたらした問題を指摘し、対処方法を伝える。農業従事者には適応対策を採用するよう促す。作物多様化、高温に耐性のある在来種の栽培など、他のコミュニティの成功体験も紹介される。農民は他の地域の成功例を真似て、作物と収量の改善を目指すことができる。ペルーのラジオ放送はUNEP、国連開発計画(UNDP)、国連食糧農業機関FAO)、汎米保健機構(PAHO/WHO)の協働イニシアチブとして実施されている。【国連環境計画

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