ドイツ　洋上風力エネルギー拡張に向けた会談を実施

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.08.23 【情報源】／2012.08.08 発表

　ドイツ連邦経済省のレスラー大臣は、ドイツ北部の沿岸に接する連邦州と系統運営者の代表者と、洋上風力エネルギー拡張における課題の解決策について会談した。会談では、洋上風力パークの給電の遅延や障害に関する賠償問題や特に北海において必要となる系統建設における巨大な資金調達について話し合われた。レスラー大臣は、「エネルギー供給の転換に、洋上風力エネルギーは重要な基盤となる。我々には、洋上風力エネルギーの投資条件の改善が求められている。今夏、連邦政府が提案提出を予定している賠償問題に関する規定が特に重要となる。洋上風力エネルギーの拡張には、系統への投資が必要不可欠であり、系統運営者がその準備の責任を持つ」とコメントした。ブレーメン州政府のヨアヒム氏は、ドイツ北部5州にとって賠償問題は緊迫の課題であるとし、「連邦政府が迅速に規定を提出することは正しい方向に進む一歩。これにより、中小企業の洋上風力エネルギーへの参加が加速する。洋上風力プロジェクトは、近日中の系統接続が保証されていないため、現在、待機旋回中である。迅速な解決策を必要としており、そのため、国レベルでの関与に関してオープンな対話を続けていく」とコメントした。連邦政府と州政府は、洋上風力エネルギーの拡張に向けて、課題の解決のために、引き続き建設的に協力していくことに合意した。【ドイツ連邦経済省】