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環境ニュース[国内]

大阪ガス子会社、初期投資不要の枠組みで明石市に1700kWの太陽光発電設備を設置

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.09.07 【情報源】企業/2012.09.04 発表

 大阪ガスの100%子会社で新エネルギー推進事業のエナジーバンクジャパン(EBJ)は、太陽光発電導入時の初期投資が不要になる独自の枠組みを使い、兵庫県明石市のごみ焼却施設、明石クリーンセンター内に出力約1700kW(1.7MW)の大規模設備を設置する。EBJと同市が基本協定を結んだ。2013年1月以降に設置工事を行い、発電を始める予定になる。

 この枠組みは「SOLAR−ECOWAVE(ソーラー・エコウェーブ)」の名で、EBJが顧客の施設、事業所、店舗などに太陽光発電設備を持ち込み、発電した電力を供給し、使用電力量に応じて顧客から利用料を受け取る仕組み。顧客は発電設備を保有しないため、初期投資をすることなく太陽光で発電したCO2排出がゼロの再生可能エネルギーを使うことができる。

 明石クリーンセンターの場合は売電が目的となり、従来とやや方法が異なる。EBJが資金調達、太陽光発電設備の選定、エンジニアリング、保守を行い、市が用地提供と維持・管理、発電設備の保安・管理業務を担当。EBJが電気事業者と売電契約を結び、収益から売電量に合わせて市に報酬を支払う。市は初期投資なく太陽光発電事業への参画が可能になる。

 太陽光発電設備は、明石クリーンセンターの第1次埋め立て処分場跡地の約2万2000m2に取り付け、年間約182万4000kWhの発電電力量を見込んでいる。発電設備はリース会社が保有し、EBJがリース会社に発電量に対応した設備賃貸料を支払う。EBJは今後も、ソーラー・エコウェーブの枠組みを活用する利点をアピールし、太陽光発電設備の導入促進を図る。【大阪ガス(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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