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環境ニュース[国内]

コニカミノルタグループ、排水の生態系への影響を測定する評価を海外工場で実施

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.10.01 【情報源】企業/2012.09.26 発表

 コニカミノルタグループは、工場の排水が生態系に及ぼす影響を測定する評価を海外の工場で実施した。未規制物質や複数の化学物質による複合的な影響を総合的に管理できるWET評価と呼ぶ手法で、海外の拠点で初めてとなる。グループのマレーシアの工場で行ったところ、生物への影響が認められないことを確認した。

 WET評価は、個別の化学物質を評価するのではなく、排水そのものの水生生物への影響を評価する。従来の排水管理手法と違い、影響が総合的に分かる。国内の4工場を対象に2011年度にWET評価を行い、藻類の生長阻害、甲殻類の遊泳阻害、魚類の急性毒性がないことを確認した。今回、この取り組みを海外にも広げた。

 光学装置や計測機器の製造・販売を手掛けるコニカミノルタオプティクスのマレーシア・マラッカ州の生産拠点に対して7月に、新しい排水管理手法として世界的に注目されているという「生物応答(バイオアッセイ)」を利用したWET評価を実施。藻類のムレミカヅキモ、甲殻類のオオミジンコ、魚類のコイで試験した。

 その結果、3種の生物のいずれにも影響がなかった。コニカミノルタは、生産拠点の環境活動を総合評価する認定制度を2010年1月から運用。2015年度までの目標に、水使用量の削減や排水の生態系への影響確認を求める「生物多様性指針」に合致することを盛り込んでいる。マレーシアでの評価も指針に基づいて行った。【コニカミノルタホールディングス(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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