一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

LIXIL、新環境素材「保水セラミックス」が東京開催の「IMF・世銀年次総会」で紹介

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.10.04 【情報源】企業/2012.10.02 発表

 LIXILが実用化に向けて実証試験している新しい環境素材「保水セラミックス」が、東京で10月9日から14日まで開かれる「第67回国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会」で、日本の先進技術として紹介される。総会会場の1つ、東京国際フォーラム(東京都千代田区)の政府展示で取り上げられ、環境技術を世界にアピールする。

 保水セラミックスは、耐久性・耐候性に優れ、高い保水性能と蒸発性能を持つ環境素材。2010年から試験を行っている。都市部のビルの屋上などに容易に敷設できる。保水率が60%以上あり、局地的・突発的に発生するゲリラ豪雨での雨水を一時的にため、水が下水道河川に一気に流れることを抑え、都市の水害防止に効果を発揮する。

 晴天の時は、保水セラミックスにたまった雨水が蒸発することによる冷却作用によって建物や周囲の温度上昇を抑制し、都市部の気温が高くなるヒートアイランド現象を緩和。空調効率を高め、消費電力削減につなげる。タイルなどの窯業原料を採掘する際に利用できずに捨てられていた窯業廃土が原料となり、資源を有効活用している。

 IMF・世界銀行年次総会は、IMFと世界銀行それぞれの最高意思決定機関の総務会が合同で開催する会議。加盟188カ国の財務大臣・中央銀行総裁のほか、国際機関や民間金融機関の幹部など、計約1万人が参加する。2012年は日本がIMF・世界銀行に加盟して60年目で、日本で開かれるのは東京オリンピックの1964年以来、2回目となる。【(株)LIXIL】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース