一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

三菱重工環境・化学エンジ、岩手の行政組合からごみ処理施設の建設・運営を受注

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2012.10.25 【情報源】企業/2012.10.25 発表

 三菱重工業100%子会社で環境負荷低減・化学関連プラントの三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)は、岩手県の4市町で組織する岩手中部広域行政組合から、ごみ処理施設の建設を受注した。1日182tの処理能力がある炉と関連設備を共同事業体で造る。2015年10月の稼働開始を予定し、20年6カ月間の施設運営も請け負う。受注額は約135億円となる。
 受注したのは「(仮称)岩手中部広域クリーンセンター整備及び運営事業」で、設計・建設・運営を民間に委託する方式で北上市に設け、1日91tの処理能力のストーカ炉と呼ぶ焼却炉2基などを建設する。ストーカ炉は、耐熱金属の角材を並べた床(ストーカ)の上で突き上げて移動させながら燃焼する方式。施設から排出される焼却灰はセメント原料にする。
 岩手中部広域行政組合は、花巻市、北上市、遠野市、西和賀町の一般廃棄物処理を目的にした一部事務組合。国のごみ処理広域化計画を受けて2002年に発足し、新しいごみ処理施設の整備計画を進めてきた。整備計画に基づいて入札を行い、価格だけでなく、技術力やノウハウも審査対象にする総合評価方式を導入して選び、MHIECグループの提案を採用した。
 共同事業体はMHIECが代表企業となり、グループ企業や三菱マテリアル、北上市の土木工事会社など8社で構成する。施設の運営は、MHIECが90%、グループ企業が10%出資して設立した特別目的会社が担当し、セメントへの再資源化は三菱マテリアルが手掛ける。MHIECはごみ処理施設の納入・運営でトップクラスの実績を誇り、今後も積極的に提案活動を行う。【三菱重工環境・化学エンジニアリング】
提供:ECO JAPAN(日経BP社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク