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環境ニュース[国内]

住友電気工業、住友電装とともにドイツメーカーとEV充電コネクター開発の合弁会社

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.10.26 【情報源】企業/2012.10.24 発表

 住友電気工業は、グループの住友電装とともに、ドイツの充電コネクターメーカー、REMAと電気自動車(EV)用充電コネクターの開発、設計を行う合弁会社をドイツに設立する。欧米の自動車メーカーが推進する日本と異なる急速充電規格に対応した製品開発体制を早期に整える。ドイツ当局の認可の後、11月中旬の立ち上げを予定する。

 新会社は「SUMI REMA EV Solutions GmbH(仮称)」。ボンに置き、資本金は50万ユーロ(約5150万円)。住友電工が36%、住友電装が24%、REMAが40%出資する。社長は住友電工か住友電装から派遣する。充電コネクターの開発、設計、マーケティングを手掛け、2012年度は約60万ユーロ(約6180万円)の売り上げを計画している。

 住友電工と住友電装はEV用充電コネクターに関し、普通充電と、日本のメーカーが開発・実用化した急速充電規格「CHAdeMO(チャデモ)」で事業展開している。欧米の規格「Combo(コンボ)」に対応する製品開発と市場参入を検討し、コンボで先行するとともに、充電コネクターの標準化委員会にも参画するREMAと組むことにした。

 新会社を通してREMAが保有するコンボ規格の充電コネクターの基礎技術やノウハウを取得し、事業拡大を狙う。急速充電規格については、日本がチャデモで国際標準を目指す中、米国で影響力を持つ団体がコンボの採用を決め、争いの激化が予想される。コンボは開発途中だが、1つのプラグで急速充電と普通充電できることが特長となる。【住友電気工(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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