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環境ニュース[海外]

イギリス、トネリコのChalara病害をさらに6州で確認

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2012.11.22 【情報源】イギリス/2012.11.07 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、国内の主要な森林等の調査の結果、Chalara fraxinea菌によるトネリコの立ち枯れ病が、サセックス、バークシャー、ベッドフォードシャー、リンカーンシャー、ヨークシャー、ノーサンバーランドの各州でも確認されたと発表した。これで、イギリス国内で確認されたのは、苗木園15カ所、植樹箇所39カ所、その他の広範な環境(森林等)61カ所で、計115カ所となる。
 これは、2012年11月初旬に実施された緊急の大規模・集中調査の結果判明したもの。この調査で、スコットランドとウェールズの全域、イングランドの92%以上が調査でき、この病害分布がより明確になったという。Defraの専門家は、「Chalara fraxinea菌による病害についてはまだよくわかっておらず、実態がわかり理解が深まるほど、より良い対策が打てる」としている。
 このトネリコはイギリス在来種で、樹林地全体の約5%を占める。Chalara fraxinea菌によりヨーロッパ北部では多くのトネリコが深刻な被害を受けていたが、2012年3月、イギリスでも苗木の感染が確認された。
 ただしDefraは、これらの州で病気が発見されたことが、この病気が急速に拡大していることを意味するものではないとしている。ヨーロッパ大陸から飛来した胞子によって感染し、すでに何年もその地に存在していたものとみられるという。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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