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環境ニュース[海外]

イギリス、「湿地バイオマスからバイオエネルギー」助成対象プロジェクトを発表

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2013.01.24 【情報源】イギリス/2013.01.09 発表

 イギリスエネルギー・気候変動省(DECC)は、バイオエネルギーの技術革新を目的とした29万2000ポンドの助成対象として選ばれた7社を発表した。これは、DECCが2012年10月に開始した、「湿地バイオマスからバイオエネルギー」コンペティションの第1段階。このあと2015年にかけて実証試験などさらに2つの段階が予定されており、総額200万ポンドが提供されるという。
 イギリス政府のバイオエネルギー政策の枠組みを定めた2012年バイオエネルギー戦略では、持続可能な方法で供給されるバイオエネルギーが、2020年にはイギリスの一次エネルギー需要全体の約11%に寄与する可能性があるとしているが、そのためには技術革新へのさらなる投資が必要である。
 DECCの「バイオマスからバイオエネルギー」計画は、イギリス各地で、様々な野生生物の生息地として保全されている湿地の植物を刈取りエネルギーに転換するもので、通常であれば廃棄物となるバイオマス(植物)を利用する。このために新たな土地を必要とすることはなく、食料や建物用の植物を栽培する土地と競合することもないという。
 2010年10月の歳出見直しでは、低炭素技術に対し2011年4月からの4年間に2億ポンドを超える投資を発表しており、これがバイオエネルギープロジェクトへの助成も含め、エネルギー部門全体に配分されている。【イギリスエネルギー・気候変動省】

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