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環境ニュース[海外]

イギリス、代表的な樹種保護のため、EU域内からの輸入にも届出制度を拡大

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2013.01.30 【情報源】イギリス/2013.01.16 発表

 2013年1月16日、英国環境・食糧・農村地域省(Defra)は、イギリスの代表的な樹種を病害虫から守るため、輸入の規制を強化することを発表した。EU域内諸国からのオーク、トネリコ、クリ、プラタナスの輸入を追跡するための新たな規則が、同1月17日から施行され、輸入業者はこれらの樹木の輸入について、EU域外から輸入する場合と同じように、どこから輸入し行き先はどこかを植物防疫当局に届け出るよう義務づけられる。現在、当局はどの樹木がEU諸国から輸入されているかを把握していないが、今回の届出制度導入により、これらの樹木の輸入量を把握できるようになり、輸入に伴うリスクの程度や検査の必要性の有無を判断できるようになる。
 Defraのオーウェン・ピーターソン大臣は、トネリコの立ち枯れ病の蔓延から、病害虫に感染した樹木がどこにあるかを突き止めるため速やかな行動をとることがいかに重要かを学んだとして、今回の規制強化は病害虫の定着を早い段階で防ぐうえできわめて有用であるとしている。【イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)】

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