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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、再生可能燃料識別番号の品質保証制度を提案

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.02.14 【情報源】アメリカ/2013.01.31 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、「再生可能燃料基準」(RFS)制度のもとで発行される「再生可能認識番号」(RIN)の取引における信頼性を確保するため、新たに任意の品質保証の仕組みを提案する。これにより、独立の第三者が再生可能燃料の生産を審査し、RINが有効な方法で発行されたかどうかを検証する方法(使われる原材料の種類、RINが適切に分類されているか・生産された量に適合するかの検証等)が示されるという。
 RFS制度は、温室効果ガス削減やエネルギー安全保障等の目的のため、2005年エネルギー政策法で創設(2007年エネルギー自給・安全保障法(EISA)で修正)されたもので、輸送用燃料等における再生可能燃料の年ごとの使用量を指定している。RINは、再生可能燃料の生産者・輸入者がその燃料に付ける番号で、このRFS制度の要求事項を満たす燃料の量を意味することになる。発行されたRINは取引も可能で、石油精製業者や輸入者が量的義務の遵守を示すために使われる。しかしRINの不正発行が発生していたため、小規模生産者によるRINの販売や関係者のRIN有効性評価が困難となり、RIN市場の全体的流動性が低下していた。
 EPAは、今回提案する仕組みはRIN市場の流動性と効率の向上を目的としたもので、必要となる再生可能燃料生産量には影響せず、RFS制度によって温室効果ガス削減やエネルギー安全保障上得られる効果にも影響しないとしている。【アメリカ環境保護庁(EPA)】

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