イギリス、林業と森林の保護に関する政府政策を公表

【地球環境 森林の減少】 【掲載日】2013.02.13 【情報源】／2013.01.31 発表

　イギリス環境・食糧・農村地域省（Defra）は、2013年1月31日、林業と森林に関する政府政策方針（Policy Statement）を発表し、国民、経済、環境の長期的利益のため、公有林を国民に代わって所有、維持管理、保護する独立の公的機関を新たに設置する計画を明らかにした。また、森林面積、特に良好に管理される森林の拡大、公共林の利用しやすさの向上、林業部門の経済的業績改善等への意欲を示し、樹木の健康を守るための取組の実績も示した。
　この政策方針は、「森林に関する独立パネル」が2012年7月に提出した最終報告書に応えたもので、政府は、パネルのビジョンを支持し、その提言の多くを受け入れている。独立パネルは、イングランドの森林政策の今後の方針について政府に助言するため2011年3月にDefraのスペルマン大臣により設置されたもので、森林の経済・社会・環境の各面で有識者や専門家で構成されていたが、最終報告書の提出を以て作業を完了した。【イギリス環境・食糧・農村地域省】