国連、2013年「国際水協力年」を開始

【水･土壌環境 その他(水･土壌環境)】 【掲載日】2013.02.26 【情報源】／2013.02.12 発表

　2013年2月11日、国連の定める2013年｢国際水協力年｣を公式に開始するキックオフ・イベントが、フランス・パリのユネスコ（国連教育科学文化機関）本部とパリ水道局の運営施設｢パヴィヨン・ドゥ・ロー（水の館）｣で開催される。イベントには各国政府や地域社会、NGO、国連機関の代表者だけでなく、青少年も参加し、2015年以降の持続可能な開発アジェンダにおける水協力の在り方、水に関連する諸問題への取組に対する全てのレベル（国、地域、流域）の協力獲得、科学・能力育成・パートナーシップについて討議する。この他、180か国1万2151件の応募から選ばれた｢国際水協力年｣の公式スローガンを発表、フランス開発研究所（IRD）等と共同制作された展示｢水は科学の中心」も披露される。また日本やオランダ、ユネスコスクール等の若者らが独自の会合を開き、水協力に関する宣言をまとめる。
　国際水協力年は、国連水関連機関調整委員会（UN-WATER）の求めによりユネスコが主導するもので、今後国際社会は、水資源の平和的な管理と利用を目指し取組を推進する。なお、3月22日の｢世界水の日｣でも、水協力に焦点を当てるという。【ユネスコ（国連教育科学文化機関）】