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環境ニュース[国内]

三菱商事、三菱ガス化学とトリニダード・トバゴでメタノールなどの製造事業を実施

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.04.12 【情報源】企業/2013.04.09 発表

 三菱商事は、三菱ガス化学とカリブ海のトリニダード・トバゴで、同国の天然ガスを主原料にしたメタノールとジメチルエーテルの製造事業を実施する。同国政府、現地企業とともに事業を検討し、2013年度中に最終の投資判断をしたうえで2016年度中の生産開始を目指す。なかでもジメチルエーテルはディーゼル燃料の代替として注目されている。
 三菱商事、三菱ガス化学が同国政府、現地企業と検討するのは、年産能力100万tのメタノールと、同10万tのジメチルエーテル製造事業。実現に向けて事業の可能性を調査することで合意した。現地企業は、カリブ地域全域で卸売り、不動産、産業用ガスの製造供給、ホテル経営など幅広く事業展開しているニール・アンド・マッシーとなる。
 ジメチルエーテルは天然ガスのほか、石炭、バイオマスから製造できる液化ガスで、LPG(液化石油ガス)や自動車・発電用ディーゼル燃料の代替として期待される次世代クリーンエネルギー。硫黄分を含まないため燃焼しても粒子状物質(PM)や硫黄酸化物(SOx)が発生しないことが特長となり、窒素酸化物(NOx)やCO2の発生も少ない。
 ジメチルエーテルに関して三菱商事、三菱ガス化学、ニール・アンド・マッシーは、同国政府と協力しながら、同国や周辺のカリブ諸国のディーゼル燃料の代替促進を図るプロモーションを行う。一方、メタノールは接着剤、農薬、塗料、合成樹脂、合成繊維の用途に使われるほか、ガソリン混合やジメチルエーテルの原料にも利用されている。【三菱商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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