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環境ニュース[海外]

イギリス、気候変動協定の更新でエネルギー効率改善目標を2020年まで延長

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.04.17 【情報源】イギリス/2013.04.02 発表

 イギリスの各種エネルギー多消費産業は、自主的な気候変動協定(CCA)制度の一環としてエネルギー効率改善目標を2020年まで延長することで政府と合意した。これにより、2020年までに対象産業部門全体で基準年比11%のエネルギー効率改善が実現する見通しである。気候変動協定の更新により2013年4月1日からスタートした新制度では、この目標を達成する代わりに、エネルギー多消費産業に対して気候変動税の減免措置を2023年まで延長する。協定に調印したのは鉄鋼、航空、農業、クリーニング、養豚等51の産業部門で、9000カ所の施設が対象となる。
 エネルギー効率の改善はコスト効果の高い対策の実施により達成される。たとえば、高効率モータや可変速ドライバ、省エネ型ボイラの採用、エネルギー管理システムの改善、プロセスの最適化などである。全部門が2013年から2020年までの目標を達成した場合には、1900万トンの二酸化炭素排出削減、約100TWhの第一次エネルギー消費削減となり、参加者に対する気候変動税減免効果は推算で毎年3億ポンドになるという。【イギリスエネルギー・気候変動省】

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