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環境ニュース[国内]

国連環境計画、TEEB国別調査のためのガイダンスマニュアルを作成

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2013.06.10 【情報源】/2013.05.28 発表

 国連環境計画は、「生態系生物多様性の経済学」(TEEB)の調査を国レベルで実施しようとする各国の要請に応え、その手引きとなるガイダンスマニュアル「Guidance Manual for TEEB Country Studies」を作成した。TEEBは、生物多様性がもたらす経済的恩恵を評価し、生物多様性の減少や生態系の劣化によって生じているコストを考える世界的取組である。今回のマニュアルは特に、生物多様性生態系の価値を各国の政策決定に反映させようとする取組の一部として作成されたもので、欧州委員会が資金を提供し、ヘルムホルツ環境研究センター(UFZ)やドイツ国際協力公社(GIZ)、欧州環境政策研究所(IEEP)等が協力した。TEEBの国別調査は、国の発展に自然がどのように貢献しているかを示し、こうした貢献を踏まえた意思決定のあり方を提案するもので、重要政策の実現に不可欠な生態系サービスの特定や、それを政策プロセスに組み込むための精査も行う。
 マニュアルはこうした国レベルでのTEEB調査を実施するための具体的な手引きで、調査の立ち上げ・実施方法や、結果の連絡方法など様々な手順をまとめている。このマニュアルにより、今後、途上国5カ国の国別調査が実施されることになっている。【国連環境計画

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