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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、2050年の持続可能な建物のための戦略を提案

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.07.10 【情報源】その他/2013.06.27 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、建物(ビル)部門のエネルギー消費量とCO2排出量を大幅に削減する2050年までのシナリオと戦略を詳細に示した研究書、『Transition to Sustainable Buildings: Strategies and Opportunities to 2050』(持続可能な建物への転換:2050年への戦略と機会)を刊行した。建物は世界の最終エネルギー全体の3分の1、電力消費量の2分の1を消費しているが、これらを大幅に削減するコスト効果の高い方法は、既に数多く存在するという。エネルギー効率の高い照明や電気製品、断熱材、シーリング(密閉)など、簡単に利用できる方法も多い。ただし、これらを政策決定者やビル所有者、建設者らが有効に活用する方法を理解することが重要だという。同書によると、エネルギー効率基準の強化、電気抵抗熱に代わるヒートポンプの推進、再生可能エネルギーと排熱を利用した熱電併給などによって、2050年の電力需要は2000テラワット時(TWh)削減できる。
 同書はまた、エネルギー消費量の削減だけでなく、気候変動の抑制にも役立つ先進ビルのための政策(ゼロエネルギーなど)、既に存在する有効なエネルギー効率政策、地域の経済や個別の国により異なる傾向や優先事項等についても詳述している。【国際エネルギー機関

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