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環境ニュース[海外]

イギリス、世界最大規模の洋上風力発電ファームの運転開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.07.19 【情報源】イギリス/2013.07.04 発表

 2013年7月4日、イギリスのキャメロン首相、エネルギー気候変動省のデイビー大臣、バーカー閣外大臣らの臨席のもと、世界最大規模の洋上風力発電ファーム「ロンドン・アレイ」の開所式が行われた。ケント州沖に建設されたロンドン・アレイは、175基、総出力630メガワットの風力発電タービンを備え、およそ50万家庭分の電力を供給、これによってCO2排出量が年間90万トン削減できるという。このプロジェクトは、デンマークのドング・エナジー、ドイツのエーオン、アブダビのマスダールの3社による合弁事業。工事は2009年の陸上変電所建設から2013年春の竣工・全面運転開始まで4年に及び、15億ポンドの資金が投下され、実現には75社6700名がかかわったとされる。
 正式開所を祝い、デイビー大臣は、「ロンドン・アレイは洋上風力発電、イギリスの電力供給、そしてイギリスの国内投資の3つの点で非常に重要である」と語った。またキャメロン首相は、建設従事者の労をねぎらい、大規模再生可能エネルギー施設の完成を祝うとともに、今後もイギリス国内に大規模投資の余地があることを強調した。【イギリスエネルギー・気候変動省】

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