一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、レインバレルの設置を推進

地球環境 砂漠化】 【掲載日】2013.07.24 【情報源】アメリカ/2013.07.10 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、庭の草花や芝生へ撒く水が増える夏季を前に、各家庭にレインバレル(雨水貯留樽)を設置するよう呼びかけている。レインバレルは、屋根に降った雨水を集め溜めておくシステムで、雨樋の排水口の下に簡単に設置でき、比較的簡素で設置費用も少ない。貴重な水資源の節約と雨水流出量の調節に加え、雨水が路面の汚染物質とともに河川へ流入することを防ぎ、水系の水質保全にも役立つ。
 レインバレル設置を促進するため、フィラデルフィア市にあるEPAの公共情報センターでは、「レインバレルのアートと科学」と題する展示を行っている。展示場では、装飾を施したレインバレルも展示して「レインバレルが退屈なものとは限らない」ことを示すほか、レインバレルの使用が環境に役立つことを学べる場も提供している。
 EPAとフィラデルフィア市は2012年から、従来型の舗装面を緑地に変え、地域の水質向上と健康で活力・魅力あるコミュニティ建設を目指す、新たな共同の取組「グリーンシティ・クリーンウォーター」を開始した。レインバレルの設置も、この取組みに合わせ市が奨励している。【アメリカ環境保護庁】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース