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環境ニュース[海外]

イギリス、新規建物の光熱費を大幅に削減する新エネルギー基準を公表

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.08.13 【情報源】イギリス/2013.07.30 発表

 イギリス政府は、新規に建設される住宅とビルのエネルギー効率を大幅に改善する新エネルギー基準を公表した。この新基準は2014年4月から施行される「建築規則パートL」によるもので、この規則では新築の住宅やオフィスビル等について、良質の断熱材や効率性の高い省エネ機器(暖房や照明等)の使用が義務づけられる。施行されれば、標準的な新築住宅で200ポンド、新築オフィスビル等で6万ポンド以上の年間光熱費削減につながるほか、炭素排出の削減により温暖化対策にも役立つ。2016年からのゼロカーボン住宅の実現にも寄与するものとなる。
 炭素排出は新築住宅で6%、オフィスビル等で9%の削減となり、640万トンの二酸化炭素排出削減効果があるとされる。建築費はわずかに増えるが、その増加分よりもその後の省エネによる光熱費削減効果のほうが大きく、省エネ機器等の平均的な寿命期間における純節減効果は、住宅とオフィスビル等を合わせて3億8400万ポンドとされる。新築以外の住宅や建物の改築には適用されず、既にある住宅や建物の所有者はグリーンディール制度を利用することができる。【イギリスコミュニティ・地方自治省】

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