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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、統合リスク情報システムの化学物質評価プロセスを改善

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2013.08.15 【情報源】アメリカ/2013.07.31 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、「統合リスク情報システム」(IRIS)プログラムを変更し、科学的基盤の強化や透明性の向上を図る強化策を実施すると発表した。IRISは、化学物質等の環境汚染物質の健康影響に関する情報を評価するプログラムで、今回の強化策は全米研究評議会(NRC)の勧告に従って実施された。具体的には、EPAは、文献調査方針など予備的資料の公表を開始するほか、評価プロセスの早い段階で公開の会合を開催し、取り上げる研究の選定基準の説明や、重要な研究が抜け落ちないようにする討議を行う。これまでより早い段階で国民との会合を持つことで、国民はタイムリーに意見や情報を提供できるという。このほか、文書構造の簡素化、ウェブサイト掲載情報の拡充、新データ導入基準の設定など、情報へのアクセスを改善し、透明性を高める施策が実施される。こうした変更により、EPAは、より多くのIRIS評価を、よりタイムリーに実施できるようになり、国中で毎日使用される化学物質等の健康リスク管理と国民の健康保護に役立てられるとしている。【アメリカ環境保護庁】

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