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環境ニュース[海外]

カナダ、五大湖沿岸のランドルリーフ汚染水域浄化へ合意

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2013.10.17 【情報源】カナダ/2013.09.30 発表

 カナダ政府と同国のオンタリオ州政府、ハミルトン市、ハミルトン港湾局、U.S.スチール・カナダ社、バーリントン市、ハルトン区は、オンタリオ湖ハミルトン港内の汚染地区浄化プロジェクトについて、資金と実施への法的合意が完了し署名が整ったと発表した。このプロジェクトでは、コールタール(多環芳香族炭化水素)や重金属で汚染された計67万5000立方メートルの汚泥が対象となる。最も汚染の激しい区域では、汚泥上部に人工の封じ込め施設を建設し、その他の区域の汚泥浚渫し施設に保管する。費用は総額1億3890万ドルにのぼる。この浄化によって水質が改善され、水生生物の汚染物質濃度が下がることで、湾内で獲れる食用の魚類がより安全になる。また現行の航行制限も解除されて港湾施設の価値が高まることから、経済効果も期待できるという。
 ハミルトン港は、1985年、加米五大湖水質協定のもと、懸念地域(Area of Concern)に指定された。これまで港内の汚染除去のため様々な改善が行われてきたが、汚泥の問題が残っていた。【カナダ環境省】

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