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環境ニュース[海外]

ストックホルム条約有機汚染物質検討委員会、2物質の段階的廃絶を勧告、ロッテルダム条約化学物質検討委員会とも会合

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2013.11.06 【情報源】国連/2013.10.21 発表

 「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」(POPs条約)のPOPs検討委員会は、2013年10月14〜18日、ローマで第9回会合を開催し、健康リスクが懸念されるヘキサクロロブタジエン(HCBD)等2物質を、条約附属書A(廃絶)と附属書C(非意図的な放出の削減)へ追加するよう締約国会議に勧告することを決定した。このほか、デカ−BDE、ペンタクロロフェノール(PCP)とその塩・エステル類については、検討を次の段階へ進めリスクプロファイル案を作成すること、ジコフォルについては、次回会合で再度検討することを決めた。
 これに続いて10月20日、同委員会は、化学物質に関する国際協定間の科学的相乗効果(シナジー)を高めるため、「国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約」(PIC条約)の化学物質検討委員会と、初の合同会合を開催した。会合では、それぞれの検討プロセスに関する情報を交換するとともに、シナジーを高め委員会間の協力を強化する方法について話し合った。両委員会は、各々が作業を通じて得た経験を活用するための方策に合意したほか、ロッテルダム条約締約国と化学物質検討委員会が検討する化学物質がストックホルム条約のリストに掲載されている場合、その作業を支援するガイダンスを作成するため会期間に活動する作業部会を設置した。【国連環境計画

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