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環境ニュース[海外]

ドイツ フィリピンの森林保護・気候保護を進めるプロジェクトを実施

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2014.01.07 【情報源】ドイツ/2013.12.20 発表

 ドイツ連邦環境省は、フィリピン・パナイ島に残る最後の熱帯雨林の保護に400万ユーロを拠出することを公表した。豊富な生物多様性を持ち、絶滅の危機にある動植物種が生息する同島の森林は、違法伐採や焼畑農業により危機的状況にある。保護プロジェクトにより、絶滅危機種にとって重要な生息空間を確認し、土地利用計画の改善を進め、植林を実施し、保護対象区の周辺地域において持続可能なアグロフォレストリー(混農林業)など現地住民の収入を創出する対策を導入する。これらの対策を通じて、保護地域が重要な炭素吸収源となり、現地住民の気候変動への適応が促進され、食糧、清潔な飲料水、重要な資源の確保につながることが期待されている。フィリピン政府とドイツ政府は、気候変動対策、気候変動への適応、生物多様性の保護の分野で、長年、協力関係を築いてきた。今回の保護プロジェクトは、連邦環境省の国際気候保護イニシアティブの枠組みで実施され、ドイツ国際協力公社によって実施される。ドイツ連邦環境省は、これまで国際気候保護イニシアティブを通じて、フィリピンで9件のプロジェクトを実施しており、支援額は総額3500万ユーロとなっている。【ドイツ連邦環境省】

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