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環境ニュース[国内]

イオン、フェアトレード認証カカオの調達プログラムにアジア企業で初めて参加

環境一般 CSR】 【掲載日】2014.01.31 【情報源】企業/2014.01.28 発表

 イオンは、国際フェアトレードラベル機構がカカオ生産者の支援を目的に始める「フェアトレード調達プログラム」に、アジア企業として初めて参加する。同社は既にフェアトレード認証のチョコレートなどを出荷してきたが、従来は製品ごとの認証だった。新しい「調達プログラム」は企業としての調達量が認証単位となる。認証原料を利用する製品の幅を広げ、取引量を大幅に拡大する。独自ブランド「トップバリュ」の新商品や既存商品の原料に使用する。
 フェアトレードは、途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入し、生産者の生活改善と自立を目指す仕組みで、公平な貿易を意味する。基準を守った製品にはラベルが貼られる。途上国では1400万人がカカオ生産で生計を立て、貧困による児童労働が問題になっている。フェアトレードは持続可能な生産と生活を支える価格を設定して児童労働を禁止するほか、環境基準で森の破壊や危険な農薬の使用を防ぐ。調達プログラムは調達量を計画的、中長期的に増やすことを条件に、取引量拡大を目指す。
 イオンはフェアトレード認証カカオの取引を2020年までに現在の10倍、カカオ豆50t相当に増やす。従来の認証にも並行して参加する。イオンはフェアトレード認証カカオを使った商品として、日本で初めての国内製造フェアトレードチョコ48g(118円)2種や、48gが2個入ったギフトパック(250円)2種などを展開している。【イオン(株)】

提供:日経bp環境経営フォーラム(EMF)

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