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環境ニュース[海外]

世界資源研究所、世界の森林の現状を監視するオンラインツールを公開

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2014.03.05 【情報源】その他/2014.02.19 発表

 世界資源研究所(WRI)は、世界の森林の現状を監視するオンラインシステム「グローバル・フォレスト・ウオッチ(GFW)」を公開した。衛星技術やクラウドソーシングなどを組み合わせて、森林の最新状態について高精度の情報を提供するもので、森林管理の強力なツールになるという。
 GFWは、森林被覆面積の増減など、高解像度の画像をほぼリアルタイムで提供する。グーグルのクラウドコンピューティングの利用で高速のデータ分析が可能だが、特別な技術的知識は不要で簡単に利用できるという。GFWはさまざまな分野で活用できる。たとえば大豆や木材のバイヤーは法令順守状況を、金融機関は投資先企業が森林関連リスクを適切に評価しているかどうかを監視できる。供給側も森林を損なわない製品を提供していると実証することができる。
 GFWはオープンデータの考え方を採用しており、無料で誰でも利用できる。開発には、WRIの呼びかけのもと、グーグル社、国連環境計画など官民の40以上のパートナーが参加し、データ、技術力、資金、専門知識などを提供した。【世界資源研究所

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