ドイツ　気候保護目標達成に向けた緊急プログラム策定を強調

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.04.02 【情報源】／2014.03.17 発表

　ドイツ連邦環境省のヘンドリックス大臣は、ベルリンで開催された第4回ベルリン気候保護会議に出席し、「気候目標は追加的な努力なくしては達成不可能であり、追加的な緊急プログラムが必要」とするコメントを公表した。ドイツは、2020年までにCO2排出量を40％削減することを目標に掲げているが、「これまで承認された対策では、経済発展状況にもよるが約33％の削減のみ達成可能」だという。この状態を解決するために、全部門において追加的な努力が必要であるとしている。緊急プログラムは、現連立政権が合意した長期的国家気候保護計画の最初の基盤となるもので、40％目標を達成するために必要不可欠な対策が定められている。重要な対策分野としては、排出量取引、エネルギー経済、エネルギー効率、建築・都市開発部門、交通部門が挙げられている。ヘンドリックス大臣は、「建築部門には今の尚多くのポテンシャルが存在している」と強調した。需要にあった助成プログラムや法的基準の設定、コンサルティング・情報プログラムまで多様な対策が予定されているという。【ドイツ連邦環境省】