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環境ニュース[国内]

帝人、環境配慮型のリサイクルポリエステル紙が三陸鉄道記念乗車証明書に採用

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.04.08 【情報源】企業/2014.04.03 発表

 帝人が展開する環境配慮型のリサイクルポリエステル紙「エコペットペーパー」が、三陸鉄道(岩手県宮古市)の全線運行再開を記念した乗車証明書の素材に採用された。リサイクルポリエステル紙のチケット類への採用は世界で初めてという。破れにくい特長が三陸鉄道の「夢が破れない」イメージと合致することから、利用されることになった。
 エコペットペーパーは、回収されたPETボトルなどを原料にリサイクル技術で再生した帝人グループの再生ポルエステル繊維「エコペット」を100%使用している。繊維を水に入れてすき上げる機械すき和紙の製法で作る不織布で、一般的な紙と比べて、ぬれても破れにくい耐水性がある。屋外で使う記録用紙や災害対策用品向けに販売していた。
 三陸鉄道は岩手県の三陸海岸沿いに走る南リアス線と北リアス線があり、2011年3月の東日本大震災で両線とも被災した。
今回、南リアス線が4月5日、北リアス線が4月6日に全線で運行再開となり、これを記念して両線で1万枚ずつ、乗客に無料配布する乗車証明書を作成した。地域の重要な交通手段になっているため、全線再開通は地元の念願だった。
 帝人は、記念乗車証明書に採用されたことを契機に、水に強い環境配慮型の印刷用紙としてエコペットペーパーを屋外のイベントやレジャー施設で使う入場券やポスターなどの用途に拡大する。さらに、特定の地域で回収したPETボトルを原料にしてエコペットペーパーを作り、その地域で使用する「地産地消リサイクル」の提案も進めていく。【帝人(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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