一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

イギリス、洪水と暴風雨で傷んだ国立公園の修復に40万ポンドを投入

自然環境 自然公園】 【掲載日】2014.05.07 【情報源】イギリス/2014.04.22 発表

 イギリス、環境・食糧・農村地域省(Defra)は、2013年から2014年にかけての冬季の洪水と暴風雨で被害を受けた国立公園に、総額39万4075ポンドの修復費用投入を発表した。対象となるのは、イングランドの5つの国立公園で、例えば、ザ・ブローズ国立公園では12月の洪水で園内のマットフォード水門の電気・水圧系統が壊れた。このため、年間1000以上航行する船の運行管理を現在手動で行っているが、この修復に8万2000ポンドが支給される。また、遊歩道・乗馬用の道・排水設備が傷んだダートムーア国立公園には15万ポンドの修復費用が支給されるという。Defraのマウリー政務次官は、国立公園はイギリスの貴重な自然環境の中核部分をなすものだとし、「この修復は投入費用の4倍の価値を生み出すだろう。観光シーズン前に迅速に終らせたい」と述べている。
 その他、既に行われている洪水復興支援として、一般家庭や事業者の、今後の洪水対策のための改修に上限5000ポンドまでの助成、全ての被災事業者への、事業再興に向けた租税減免措置、漁民には嵐で傷んだ漁具の交換費用補助がある。農家のための、浸水した農地を耕作可能にするための1000万ポンドの補助金は現在募集中である。【環境・食糧・農村地域省(Defra)】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース