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環境ニュース[国内]

「気候対話」プラットフォーム、気候感度に関し新たな議論を開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.05.27 【情報源】/2014.05.13 発表

 オランダ環境評価庁は、気候変動の科学に関するブログ「気候対話」(Climate Dialogue)が新たな議論を開始したと報じた。気候対話は、気候に関する様々なテーマを取り上げ、現在ある様々な意見や見解を、賛否を問わず幅広く示すことを目指す国際的な議論の場(プラットフォーム)で、その目的は参加者間の合意ではなく、議論を促し、見解が一致する点としない点、一致しないのであればその理由を明らかにしていくことだという。この取組は、IPCCの第4次評価報告書(AR4)をきっかけにオランダ議会の求めで発足し、オランダ社会基盤・環境省が実施している。前回の議論は9か月前に実施された。
 今回の議論のテーマは、気候科学の中でももっとも重要な問題のひとつ、気候感度(大気中の二酸化炭素の量が倍になったときの温度上昇)である。感度の高い気候は、感度が低い安定した気候より、気候に関し多くの政策措置が必要になるため、気候感度の値をどうみるかは政策面できわめて重要だという。
 IPCCの第5次評価報告書(AR5)は、気候感度は1.5℃から4.5℃の範囲となる可能性が高いとしている。これは、1990年の第1次評価報告書から変わっていない。【オランダ環境評価庁】

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