フランス、カップ・コルス自然海洋公園の設置に向け、調査を開始

　フランスのエコロジー・持続可能な開発・エネルギー大臣と運輸・海洋・漁業担当大臣は、生態系に富んだカップ・コルス自然海洋公園の設置に向け、調査を開始する省令に署名した。フランスは管轄海域の20％を2020年までに海洋保護地域にするという目標を掲げており、海洋自然公園の設置はその達成に資するものである。
　現在、フランスにはイロワーズ海洋自然公園、リオン湾海洋自然公園、オパール海海洋自然公園など5つの海洋自然公園があり、6つめのバッサン・ダルカション海洋自然公園の設置がまもなく決定される予定である。また2014年4月23日には、ニューカレドニア政府の省令により130万km2という広大なサンゴ礁自然海洋公園も創設され、これによりフランスの管轄海域に占める海洋保護地域の割合は4％から一挙に16％へと拡大した。【フランス、エコロジー・持続可能な開発・エネルギー省】