2016年欧州環境首都にスロベニアの首都リュブリャナ市を選出

　欧州委員会は、スロベニアの首都リュブリャナ市を2016年欧州環境首都に選出したことを公表した。リュブリャナ市では環境保護プログラム、持続可能なモビリティ計画、持続可能なエネルギー行動計画、電気自動車戦略が策定・実行されており、同市の統合アプローチに基づく持続可能な都市づくりが評価された。
　また、自治体の調達における70％が環境に配慮した調達であることも評価された。さらに市内の交通の流れを変更し、自動車交通の制限、そして徒歩交通や自転車交通、公共交通に対する優先政策を導入するなど、交通部門の評価も高い。また、自転車シェアリングシステムも導入し、多く利用されている。
　欧州環境首都は、気候保全、交通、都市の緑化、自然・生物多様性など12項目の指標を利用し、都市における生活や仕事環境が評価されるもので、毎年、1都市が選出されている。【欧州委員会環境総局】