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環境ニュース[海外]

アメリカ海洋大気庁、沿岸土地被覆が過去15年で大きく変化したと報告

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2014.09.01 【情報源】アメリカ/2014.08.18 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、国内の沿岸域の土地被覆が過去15年で大きく変化したことを示すデータを公表した。NOAAの沿岸部変化分析プログラム(C-CAP)の最新データによると、1996〜2011年の間に、アメリカの海洋と五大湖の沿岸6万4975平方マイル(沿岸域面積の8.2%に相当)の土地被覆が変化したという。2001〜2006年の5年間でみると、アメリカ本土のすべての土地被覆の変化のうち、沿岸地域が43%を占めた。変化のうち大きいのは湿地と森林の減少で、その要因は開発にあるという。NOAAは、特に気候変動のリスクを悪化させる様々な変化(海面上昇や高潮に対する沿岸保護機能の減少など)も特定した。
 NOAAはC-CAPのデータを、オンラインの「土地被覆アトラス」で地図に表示できるようにしている。NOAAは、「土地被覆アトラス」を使えば「5年、10年、15年といった期間で変化を見ることができ、ユーザーはそれぞれの地域での危険への脆弱性がわかり、対応計画を改善することができる」としている。たとえば、フロリダ州マイアミデード郡の海面上昇の危険、カリフォルニア州南部の雨水流出に対するハイリスク地域等、個別地域の状況を評価できるという。【アメリカ海洋大気庁】

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