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環境ニュース[国内]

ローム、最先端の農業システムによる農作物の生産を実現、イチゴの栽培に成功

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2014.09.08 【情報源】企業/2014.09.03 発表

 ロームは、自社のさまざまな技術を生かした最先端の農業システムによる農産物の生産を実現した。季節性があって栽培管理が難しいイチゴの安定的な栽培にも、独自の栽培技術で成功した。12月からサンプル供給を予定し、順次事業を拡大する。安全・安心が強く求められる農業分野で、新たな社会的価値を生み出す。
 省エネ型LED発光ダイオード)などの半導体技術と生産技術、クリーンルームを活用した植物工場で栽培する。クリーンルームは、一定基準値の空気清浄度を確保した空間を指す。植物工場は環境を制御した空間で植物を育てる施設で、人工光による完全制御型と太陽光利用型がある。ロームの工場は完全制御型だ。
 当初はレタスやハーブ類などの試験栽培だったが、イチゴ栽培を可能にした。クリーンルームで栽培するため農薬の散布回数が削減できるうえ、最適な環境にコントロールした室内栽培で季節や気候に関わりなく安定して収穫できる。そのため、市場では冬から春にしか出荷されない「一季成りイチゴ」が年中味わえる。
 一季成りイチゴは、甘くて美味しいとされる。夏から秋にかけても収穫されるのは「四季成り(夏秋)イチゴ」と呼ばれ、酸味が強い。ロームは、半導体や電子部品を通じた社会貢献を基盤に高品質、高信頼性、安定供給が求められる市場へ事業拡大を図ってきたが、植物工場での農作物生産でも事業を展開していく。【ローム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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