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環境ニュース[国内]

カナダ、温室効果ガスHFCの排出規制の方針を発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.10.08 【情報源】/2014.09.23 発表

 カナダのレオナ・アグルカック環境大臣は、国連気候サミットのナショナルステートメントにおいて、強力な温室効果ガスであるハイドロフルオロカーボン類(HFC)を規制する計画通知(Notice of Intent)を発行すると発表した。規制がなければ今後10〜15年で大幅に増加すると予想されるHFC排出を削減することができるという。規制措置は大口のHFCとHFCを含む一定製品に適用されるものとみられ、計画通知では、その規制措置の範囲案や意見公募の概要を示すという。アメリカも最近、HFC規制案を公表しており、カナダの規制案もこれとの整合を図るという。
HFCは、モントリオール議定書によって廃止されるオゾン層破壊物質の代替品として市場に導入された。HFCはオゾン層破壊物質ではないが温室効果はきわめて高く、種類によっては二酸化炭素の1万4000倍の温室効果があるという。現在は、世界の温室効果ガス排出量全体の約1%と少ないが、GHGの中ではもっとも急速に増加している。その用途である冷蔵設備、空調設備、断熱フォーム製品への需要拡大が見込まれるため、規制措置がなければ今後も年10〜15%のペースで増加し、2050年にはGHG排出量の19%を占めると予想されるという。【カナダ環境省】

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