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環境ニュース[国内]

NEC、グループが遠隔地で農業指導可能な圃場管理システム開発、インドに導入

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.10.24 【情報源】企業/2014.10.21 発表

 NECグループで社会ソリューション事業のNECソリューションイノベータは、遠隔地で農業指導が可能な圃場管理システムを開発した。NECなどがイチゴのハウス栽培のノウハウを日本からインドで展開する「インドICHIGOプロジェクト」に導入した。インドの複数のハウスで管理している環境データを日本から遠隔監視し、適切なアドバイスを現地に提供する。
 インドICHIGOプロジェクトは、インド農村部での雇用創出と都市部との所得格差の縮小を目的にしたソーシャルビジネスとしてNECなどが取り組んでいる。開発した圃場管理システムによって栽培管理をIT化して高品質・低農薬農作物の生産性を高め、日本の専門家が遠隔で支援することで商品価値の高いイチゴの海外栽培を実現する。7月から稼働している。
 インドの作業員が圃場に設置したセンサーのデータや作業記録などをタブレット端末に保存し、インターネット環境がある場所からサーバーに送って集約・管理する。イチゴ栽培技術を持つ日本の農業生産法人がハウス内の日照量、温湿度、養液、土壌の状態や、育成状況の写真などから総合的に判断し、肥料の量や空調の調整などきめ細かな指導を実施する。
 IT機器に不慣れな現地作業員でも扱えるように操作を容易にし、違和感なく使えると評価された。データは簡単にグラフにでき、作業効率も向上している。システムは、海外農場の管理に加えて専門家の遠隔指導を実現する国境を越えた圃場管理・指導の先駆けという。NECソリューションイノベータは、NECグループの国内ソフト7社が統合して4月に設立した。【NECソリューションイノベータ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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