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環境ニュース[国内]

世界規模の淡水ガバナンス強化に向け、流域組織の第1回国際環境フォーラムが開幕

水・土壌環境】 【掲載日】2014.12.10 【情報源】/2014.11.26 発表

 地球全体の淡水流量の約60%を占める流域と資源のガバナンス強化に向け、流域組織の第1回国際環境フォーラムが2014年11月26日、ケニアのナイロビで開幕した。
淡水は基本的な環境資源であり、人や生態系の持続可能性に不可欠だが、地球上の水の総量の2.5%にすぎず、人が利用しやすい淡水はわずか1%である。世界的に淡水資源の枯渇と水質汚濁は深刻化しており、水界生態系・水の安全保障・生息地への大きな脅威となっている。絶対的水不足の国・地域の人口は2025年までに18億人に達し、世界人口の3分の2が水ストレスに直面する恐れがあり、こうした問題は気候変動によりさらに悪化するという。
フォーラムには各国政府、流域に関わる国・国際機関の代表、専門家等が参加しており、主な成果として、
1)国際的に合意された目標を効果的に実現するための、流域組織の法・政策・制度的取り決めの強化策の特定
2)ポスト2015年開発アジェンダへの持続的な貢献策についての決議
3)環境問題に取組む流域組織を支援する法・政策・資金・制度的仕組みの強化
4)国境をまたぐ流域の生態系を保全・修復するための優先行動の特定
などが期待されている。【国連環境計画

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